紡毛(ぼうもう)と梳毛(そもう)

連日の猛暑から、少し暑さも落ち着きはじめましたね。
ここ数日の朝晩に至っては肌寒いくらいです!
気温の低下を肌で感じると、洋服の意識も秋冬に向いてきますね♪
ステッラにはすでに秋冬の新作服地が出揃っており、敏感肌のメンバーは早くも秋冬のスーツやコートのオーダーをスタートしています☆
その中でも冬が待ち遠しくなる2着のスーツをご紹介しましょう!
画像をご覧ください♪

画像左:
CANONICO」 (SUPER120’s FLANNEL) WOOL100% 270/m
画像右:
CANONICO」 (SUPER120’s SAXONY) WOOL100% 280/m

どちらも圧倒的なコストパフォーマンスで定評のある、イタリアの人気者「カノニコ」の新作☆
ともに起毛された表面から漂うウォーム感が魅力で、秋冬に着るのが待ち遠しくなります♪
一見似たようなふたつの服地ですが、実は大きく異なる点があるんです。

左のブルーストライプはフランネルという種類の服地で、これはツイードやメルトンと同じ「紡毛」服地と呼ばれるもの。(前回のブログでも登場しましたね♪)
短い毛を紡いで作った糸で織られており、ふっくらとした質感と暖かみのある表情が魅力☆
一方、右のグレーストライプはサキソニーという種類で一般的なスーツ地と同じ「梳毛」服地。
長い毛を梳いて作られた糸は継ぎ目が少ないため、強度が高く光沢があるのが特徴♪

これらを踏まえ、起毛系の服地でもより暖かみとくだけた雰囲気を求めるなら「紡毛」、光沢感や強度を重視するなら「梳毛」といった選び方をしてみると、イメージ通りのファブリックが見つかりやすいかも知れませんね☆(もちろんイメージをスタッフに伝えて頂ければ、「紡」・「梳」を選び分けてオススメします♪)

とは言えよく見ると画像の左は光沢があり、右は結構ウォーム感があります()
なぜならこれはより細い原毛を使用して光沢を増し、ウエイトを軽めに仕上げたフランネル(左)と粗めに織った服地を強めに起毛させたサキソニー(右)だから☆
こういったセオリーとは違うお洒落なアレンジを見て、「これ紡毛じゃないんだ!?」と驚くのも服地選びの楽しい瞬間の一つです♪
他にも面白い服地を豊富に取り揃えていますので、暑さが和らいでいる今のうちにぜひ秋冬の新作をチェックしにいらしてください☆

久保田

STAFF

大東 陽 店長
大東 陽

森田 伊織 スタッフ
森田 伊織

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