デイリーケア【ブラッシング編】

10月になり気候もすっかり秋めいてきました!
とはいかず、まだまだ10月とは思えないような気温の日が多くなるようです…。
そんな中でも、昨日のように突然冷え込んだりもしますので、体調管理にはお気をつけください。

今月に入り、衣替えという方も多いのではないでしょうか?
前回のわたくしのブログでも取り上げましたが、クリーニングはあまり頻繁に出すとウールの油分や水分が抜け傷みやすくなってしまいます。
シーズンオフの今の時期は、これまで活躍してくれた春夏物たちをお休みさせてあげるいい機会というわけです。
1シーズン着てたまったホコリや汚れ、湿気をリフレッシュしてお休みさせてあげましょう♪

嬉しいことに新しいお客様も日々増えています。
それに伴い「日常のケア」はどうしたらいいでしょか?という質問を多くいただくようになりました。

「そうか…。プレスの前にそっちだったな…。」

日常ケアの王様はなんと言っても

「ブラッシング」

スーツも靴もそこは変わりません。
目には見えなくても、一日着たスーツの繊維の隙間には細かなホコリや汚れがたまっています。
それを洋服用のブラシで掻き出してあげます。
靴のブラッシングは欠かさないけど、スーツはそう言えば…。
という方も多いのではないでしょうか?

ブラシの素材は?
ウール100%の物には基本的に豚毛の物を使用します。コシのある豚毛でしっかりホコリを掻き出してあげる為ですね。
カシミアや繊細な服地には、馬毛を使った少し柔らかめなブラシもありますので、用途に合ったブラシを選びましょう♪
化繊で出来たエチケットブラシのような物は静電気が発生して、結局ホコリを吸い寄せてしまうのでオススメ出来ません

特にホコリが溜まりやすい場所として、ジャケットの肩周辺、襟周辺、地面に近いパンツの裾口辺りは特に念入りに!
パンツの裾がダブルの場合、内側に砂やホコリが結構たまっています。
今まで一度もやったことがない方は、ダブルの内側を見てみましょう(笑)
ステッラのパンツはダブルがスナップ留めになっていますので、お手入れも簡単です♪

食べカスやホコリなどが付着したままのスーツをそのままクローゼットに入れてしまうと、
せっかくクリーニングに出したスーツの虫喰いやカビの原因になったりもします。

プレス(ドライアイロン含む)とブラッシングの日常ケアをする事で、
スーツやジャケットの寿命は格段に伸びます!
しっかりとした日常ケアでお気に入りと長く付き合っていきたいですね♪

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