優しい色合い。CANONICO「H.O.P.E.」

どうやら関東もとうとう梅雨入りしたようです。
そもそも梅雨じゃなかったの?
というくらい雨が多かった気がしますが…。
梅雨が明けたら今度は猛暑の予想。
今のうちに夏の準備をしておきましょう!


秋冬も無染色の優しい風合いが人気だったCANONICOの「H.O.P.E.」
その夏Verもまた爽やかな服地となっています♪

コンポジションは「WOOL73% HEMP15% COTTON12%」
ここで見慣れない単語が現れましたね。

「HEMP」こちらはいわゆる「大麻」です。
大麻というとなにやら怖いイメージがありますが、要は麻(植物繊維)です。
みんな大好き七味唐辛子にも大麻の実が入っていますよ。(あの時々ゴリっとくる実)

ステッラメンバーにも馴染み深い「LINEN」は亜麻の繊維を原料としたもの。
大別すると「HEMP」も「LINEN」も麻なんです。
日本の品質表示では、麻と表示できるのはリネンとラミー(苧麻)のみ。
ですから、ヘンプは植物繊維と表記されます。
本当は語りたい事がたくさんありますが、これ以上は一旦割愛させていただきます(笑)

実はこのヘンプ。
近年とっても注目されている素材♪
キーワードは「サスティナブル」

特徴その①
農薬・化学肥料が不要。
簡単に言うとめちゃくちゃ強い植物なので、水も少量で済み農薬も必要ありません。

特徴その②
成長が早い
ミントを育てた事がある人はわかるかも知れませんが、ほぼ雑草です(笑)
3ヶ月程で3~4m程に育つので、除草剤すら必要ありません。
気候にも土地の栄養にも関係なく幅広い地域で栽培できます。

特徴その③
土壌改良効果
ヘンプは根を土中にくまなく張り巡らせるため、収穫後の土壌はふかふかになります。
その①②と合わせ、少量の水で育つため日本では土地改良の為にも植えられてきました。

ではなんでもっと使われてこなかったの?
これも一言では語れませんが、ヘンプはリネンに比べて硬いんです。
つまりゴワゴワするんですね。
それが現代の紡績技術の向上により、着られるレベルにまできたという事なんです。

こちらの「H.O.P.E.」はウール73%ながら、ヘンプのパリッと感が効いています!
またそのハリ感が、経年で柔らかくなってくるのも楽しみの一つ♪
最新の技術で繊維そのものの特性を楽しめるジャケット。
おすすめの一着です☆

店長 陽

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