FEATURE.02 TAILORING職人の奏でるリズム

ステッラのスーツはすべてジャパンメイド。工房では日本の職人が丁寧にお客様のスーツを仕立てています。 どのようにして「立体的」で「着心地の良い」スーツが生まれるのか? 各工程の職人に密着し、その秘密を探りましょう!

型紙を起こし裁断

まず初めに採寸した数値をもとに、お客様の型紙を作成します。ステッラでは各寸法だけではなく、怒肩、撫肩等の体型補正も反映し「スタイリッシュ」になるように注力しています。 次は裁断です。型紙を服地に当て、見ていて気持ちがいいほどテンポ良く正確にカットしていきます。 その際、ストライプやチェック柄が細部で合うように柄合わせをしながら注意深く型紙を服地に当てていきます。

縫製

職人が各工程を責任と自信をもって仕事をしています。この道10年以上のベテランが多く、身体と指先で仕事を覚えているので、全てがリズミカルに進行していきます。「指先のダンス」「アイロンのダンス」と表現したくなるほどです♪ それでは、重要な工程を見ていきましょう!

毛芯仕立て

肩から胸にかけて立体的かつ美しいドレープを出す「芯地」。ステッラでは高級芯地の代名詞である「本バス芯」を使用。「本バス芯」とは馬の尻尾を用い作られています。 「馬の尻尾?」と思うかもしれませんが、芯地に必要な「ハリ」「しなやかさ」「耐久性」が優れているのです。

前肩縫製

人間の肩は少し前に傾斜しています。そのためステッラのスーツは、人間工学に基づいた「前肩縫製」となっています。着ると肩先が服地に当たることなく、ストレスのない気持ち良さを実感します。これは職人が芯地を据える技術とアイロンワークによって実現しています。

中間プレス

各工程で中間プレスを多用し、平面である服地を立体に変化させていきます。この中間プレスの多さがステッラのスーツの特徴です。例えば、アイロンワークによって首にピッタリと沿う上衿を作ったり、前肩を作るために熟練職人が丁寧にプレスをかけていきます。

「指先のダンス」
「アイロンのダンス」

工房を見て驚いたのですが、全ての工程で職人の動きがリズミカルなんです。ミシンの運用、アイロンのかけ方、服地の動かし方がまるでダンスをしているよう♪ 聞けば職人は、身体と指先で仕事を覚えているので自然と動くそうです。言い換えれば、自然とテンポ良く動くようにならなければ一人前とは言えないとのこと。 「日本の職人が奏でるダンス」を目にして、感動しました♪

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