2021.06.28
補色で遊ぶ♪
これから雨が多くなる季節なので、いい靴を履くのは少しためらう日が増えてきますね。
登場する靴はスエードが増えてくるのですが、晴れた日にはスムースレザーやコードバンを履きたくなります。
天気が悪い日に手入れをしておいた靴がコチラ!
ジャケパンスタイルの多い夏に登場機会の増える「エドワードグリーンのドーヴァー」
色はチェスナット。
だいぶ昔に購入したのでビフォーアフターは出来ないのですが、「エドワードグリーン チェスナット」で調べてもらうと元の色がわかると思います。
どうなっているかと言うと、私の靴は赤みが少し増しているんです!
通常靴クリームは、靴と出来るだけ同色か少し明るい(薄い)色を選びます。
そうする事で、補色しながら靴の経年変化を楽しむ事ができますよ!
靴の色をあまり変えたくない場合は、上記の選び方がおススメ♪
そして、今回使用した靴クリームの色はバーガンディ(赤茶色)。
おススメは乳化性靴クリームで、染料系の物がいいですね。
画像右のクリームナチュラーレは、水分含有量が高く自然な色合いになります。
乳化性クリームの役割は、あくまでも「補色」なので靴がクリームの色になってしまう事はありません。
継続して使用することで少しずつ赤みが増していきます♪
いい色になってきたら、同色系のクリームに切り替えたりと好みで調節してもいいですね。
最後に自然光でどんな色合いになったかを見てみましょう!
バーガンディの靴クリームはかなり赤いのですが、靴はというと…。
真っ赤になる事もなく、程よく赤みが増した仕上がりに♪
つま先の色が少し濃くなっている部分には、補色効果の強い「ビーズリッチクリーム」を使用。
(画像2枚目の左)。
今回はチェスナットでしたが、ライトブラウンなどの色の薄い靴には同じような事ができます。
ただし、靴が顔料で仕上げられたりしていると、色がうまく入らずムラになってしまう事も…。
もちろん、クリームの塗り過ぎにも注意が必要です!
試す場合は、自己責任でお願いしますね。
また、ダークブラウンの靴にバーガンディのクリームなんて組み合わせも悪くありません。
こちらは、すぐに変化を感じることはできないですが、失敗もしにくく引き返すのも簡単です。
そもそも靴を染めてくれるサービスなども増えてきているので、プロにお任せするのも選択肢です。
ライトブラウンの靴が気に入らないから色をブラックやダークブラウンにしたい!
そういった極端な色の変更の時は、染めてしまった方がいいですね。
手入れの延長で少しずつ経年変化を楽しみたい時に「補色」で遊ぶ。
私の趣味の紹介でした♪
店長 陽