パーフェクトエイジング

革小物の楽しみと言えば、その仕上がりだけでなく「その後」も楽しみの一つ☆
いわゆるエイジングと言うやつです。
そんな経年変化の魅力をご紹介しましょう♪


こちらは、昨年の3月に仕上がってきたF様のブライドルレザー3点セット。
ブルーム(蜜蠟)も表面に浮いていて新品そのもの!
何となく新品のこの状態が一番きれいで、傷を付けたくないなぁと思ってしまいがちです。
しかし、革小物は使い込まれてこそ美しい☆
使い始めて約一年。
これこそエイジングのお手本と言える仕上がりになっていましたので、少しお借りしました♪


使い込まれてブルームも取れ、ツヤ感が増し色にも深みが出ました!
パッと写真で見るだけでも、同じ革なの?って思ってしまうくらいですね。
良く見ると細かい傷も付いていますが、それもアジです☆
日常的に使う物ですから、あまり傷を気にし過ぎても疲れてしまいます。

ここまで育てるのに一体どれほどの手入れをしたのか・・・

パンツのお尻ポケットに入れない。
財布をパンパンにしない。
時々乾拭き(クリームは数カ月に一度で十分)

実はこれくらいの事しかしていません。
長く付き合っていくためには、「疲れない手入れ」も大切!
無理して綺麗な状態を保とうとするのではなく、長く続ける事が一番重要です。
あまりに大事にしすぎると、こんなところに傷がついたからもういいや…。
なんて事になりかねません。
一気に愛情が冷めてしまうパターンをよく見てきました。

「パーフェクトエイジング」

そのコツは、完璧な手入れをこなす事ではありません。
欠点(傷)も含めて付き合っていくこと。
革小物との疲れない関係こそが、エイジングの成功と長続きの秘訣です☆

店長 陽

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